ITコンサル日記

東京でITコンサルタントやっています。

サムスン式 仕事の流儀 5年で一流社員になる

amazonの内容紹介:

韓国最大企業サムスングループの系列会社全体の売上高は、259兆6336億ウォン(約20兆円)と韓国GDPの22%以上を占めている(2010年)。
そのサムスングループの中でも、仕事の過酷さにおいて1、2位を争っているといわれるサムスンSDIの元管理職が、サムスンで行われている仕事のやり方を伝授する一冊。
会社に勤める人なら誰もが経験する仕事の内容、たとえば、業務報告の仕方、商談のテクニック、上司との付き合い方、時間や服装の管理まで、サムスンではどう行われているかが、「入社1~5年目」という時期に絞って具体的に明かされる。
仕事力をアップし、どんな会社であっても能力を認められて昇進し、そのことによって「人生の質」を高めたいと考えるビジネスパーソン必読の書。

 

以上引用終わり。

本書については優秀な社員(ビジネスオペレーター)の人は大体やっているかな?といった内容が書かれていましたので、やはり仕事に近道なし、といったところでしょうか。

私も常日ごろから考えていますが、一番仕事で差を見せつけたかったら、

「圧倒的なスピード感」

これにつきます。仕事の内容は実はそれほど優劣がつくことは少ないですが、スピードだけは唯一大きく差を見せつけられるファクターでは無いでしょうか?

たとえば人に仕事をお願いするときに、お願いして1時間程度で進め方を考えて方向性を確認に来て、後は勝手に精緻化してくれて次の日には90%程度の質になって上がってくる。

こんな部下がいればそれは重用されますし、自然と昇進は早いです。

ただこの本に書いてある仕事の仕方をすると、タスクの決まった仕事をさばく能力は圧倒的になるでしょうか、重要な「仕事を作る力」がつくかは分かりません。

しばしば画期的な仕事をする人は、じっくりと考え一つ一つ積み重ねていき全体図を描いたうえで動き出します。

この本は5年目までの社員に求めるものといった趣旨なので5年目までの社員に対して求める事はスピードと誠実さみたいなところなのは理解していますが、本当の成功の為にはスピードだけが大事でないように思います。